【Tachibana Life♯4】自分の進路を考えるきっかけに
本校では昨年度から、「県立高等学校普通科における特色あるコース制」として、「教育コース」と「医師を含む保健・医療コース」の2つのコースが導入されています。6月21日(水)には、両コースに関係する大学の先生お二人をお呼びして、1年生全員でご講演をお聞きしました。
「note」では、そのうち「医師を含む保健・医療コース」の内容についてご紹介します。「教育コース」の講演の様子は、「橘高等学校公式ホームページ」の「校長ブログ」に掲載されておりますので、併せてご覧ください。
「医師を含む保健・医療コース」では、福島県立医科大学医学部から、地域・家庭医療学講座助教の 中村 光輝 先生をお招きし、福島県の医療の現状と今後の展望についてお話をいただきました。
中村先生からは、データに基づいた福島県の医療現場の現状、特に高齢者を取り巻く医療環境の課題について、また今後の医療提供体制整備のための県の構想についてわかりやすい説明をいただきました。生徒たちも、メモを取りながら真剣に話に耳を傾けていました。
余談になりますが、1学年の教員団の中に、中村先生を高校時代に担当した教員がおり、声をかけられた中村先生がとても驚いたという場面がありました。当時の先生と生徒の雰囲気のまま会話を交わす姿を見ていて、こういう出会いも教員の醍醐味だなあ、と感じた次第です。
中村先生、教育コースの講演をいただいた鳴川先生、お忙しい中本校生のためにお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。生徒たちも、進路決定に向けたよい刺激をいただき、思考を揺さぶられたようです。以下、ほんの一部ですが、感想を紹介します。
「教師も医療従事者も人手不足が課題として挙がっていたが、これからはより人手が少なくなるので仕事の魅力を伝える力が必要になっていくと思った。また、人手不足を解消できる技術が必要になってくると思った。どちらの職業も常に学びながら自分も成長できると思うので、自分もそんな働き方をしたいと感じた。」
「教師においても医療従事者においても福島県は人が少ないため地域に貢献する意味も込めて福島で仕事をしようと考えた。またともに仲間と一緒に学んで行けたらいいなと思った。」
「今の福島の現状を知ることはこれから進路を考えるうえの手助けになると思った。今日の講座を思い出しながら福島のためにできることを考えたい。」