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【Tachibana Life♯41】18歳成人×3年生:自立に向けて必要なこと

関係する本校公式ホームページの記事へは下記からどうぞ。

 民法の改正により、2022年4月1日から、「成年」年齢が満18歳に引き下げられました。これにより、今までは20歳にならないとできなかったことができる「自由」が手に入りました。一方、成年として行う行為には「責任」が伴います(未成年でも、行動に対する「責任」が生じることはいうまでもありませんが)。
 本校の校訓「自主・自律・自立」は、このような社会の流れを体現したものですが、この理念を実践に移すべく、3年生を対象とした主権者教育の講座を毎年実施しています。
 本年度は、SMBCコンシューマファイナンス様及び福島銀行様のご協力のもと、金融経済教育も含めた“契約”に関する講話を受けました。

講演のようすです

 講演では、「双方の合意により成立」「権利と義務の発生」などといった“契約”の基本事項や、闇バイトやフィッシング詐欺といった“不適切な契約”の危険性などについて説明がありました。生徒たちは、身近な問題としてこれらの事項に耳を傾けていました。

講演内容について、意見を交わす姿がみられました

 印象に残ったのは、ローンやクレジットの説明の中で触れられた「信用」についてです。
 「お金の貸し借り」という契約の背景には、お互いの間に「信用」が存在すること。この契約を破ることは、信用を失うことになるということ。
 「お金の貸し借り」という行為が、「信用」というふだん目に見えないものを浮かび上がらせることにつながります。「ほんとうにたいせつなものは、目には見えないんだよ」という、『星の王子さま』の一節を思い出しました。