【Tachibana旅日記♯22】修学旅行(2日め)その2
上洛した修学旅行団一行は、京都駅からバスに乗り換え、一路宇治へ。平等院鳳凰堂を目指します。
10円硬貨の表にデザインされた、おそらく生徒の皆さんにとって最も馴染み深い文化財です。
参拝客が非常に多かったこともあり、ご本尊の阿弥陀如来を収める内陣まではなかなか入堂できませんでした。気が付けば、池越しにご本尊を拝見できる扉も閉ざされてしまうぐらいの時間になってしまい、残念至極。
ですが、有名な文化財をバックに各クラスが(小学生に冷やかされたり、外国人観光客に撮影されたりしながら)集合写真を撮影したあとも、思い思いのポーズで撮影し合うなど、生徒たちは思い思いの楽しみ方をしていました。
現代の高校生もこれだけ興味を惹かれるのですから、当時の民衆はどれほど心奪われたことでしょう。
鳳凰堂を後に、バスは一路滋賀県へ。
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関
(これがあの、京から出て行く人も帰る人も、知り合いも知らない他人も、皆ここで別れ、そしてここで出会うと言う有名な逢坂の関なのだなあ。)
…をはじめ、数多くの和歌に詠まれた歌枕「逢坂の関」は残念ながら通ることはなく、宇治から京滋バイパスを経て、瀬田川沿いを北上します。「急がば回れ」の語源となった「瀬田の唐橋」、紫式部をはじめ数々の女流文学者にインスピレーションを与えた「石山詣で」の地・石山寺など、数多くの名所旧跡を通過し、ホテルに到着しました。
ホテルには、本校の他にも数多くの学校が宿泊しており、中には福島県の高校も。
明日は3日め。グループ別に京都市内での自主研修となります。どんな研修になることやら。アクシデントなく、よい研修、よい学びとなりますように。
それでは、2日めも、お疲れさまでした。