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【Tachibana Life♯17】夏のひとコマ:良い書物との出会いを求めて

※夏休み期間中に、校内外で行った橘高校生の様々な取り組みを紹介します。
 8月9日(水)、図書委員会の1~3年生有志12名による研修旅行を実施しました。実に4年ぶりの研修旅行です。行き先は東京都「丸善(丸の内本店)」と「国立国会図書館(東京本館)」です。

■丸善
 地下の、本が配送されて来る場所を見学させていただいたあと、橘高校図書館に入れる本を選ぶ「選書実習」を行いました。
 どんな本を入れるかを考えるのは、その図書館の利用のされ方に直接影響する、図書館員の重要な仕事の一つです。「自分が読みたい本」ではなく、「橘高校の図書館にあった方が良いと思われる本・他の生徒も興味を持ってくれそうな本・喜んでくれそうな本」という観点から、決められた予算の中で選書しました。「すでに所蔵している本は選ばない」という条件もあったので、スマホで図書館の蔵書検索もしつつ、じっくり慎重に選びました。選んだ本は現在、図書館内にコーナーを作って置いています。

真剣なまなざしで本を選びます
店内の検索端末も使ってみました
入口にて

【生徒感想】
・担当者の方のお話で、検品の作業を多いときは300箱もするとお聞きして驚きました。また、入っている本が本当に種類豊富で驚きました。
・自分で学校の図書館に置く本を考えて選ぶことを初めてしたので、とても新鮮で楽しかった。
・自分と同じ世代の人が、どんな本に興味をもつのかを考えながら選ぶことはなかなか無い機会だったので楽しかったです。読んでもらえるといいなと思いました。

■国立国会図書館
 係の方に案内していただき、利用者用のエリアと書庫を見学しつつ、国会図書館の役割や他の図書館との違いについて学びました。18歳になったら実際に利用してみたい!と思った生徒も多かったようです。(国会図書館は通常は満18歳以上でないと入館できません)
 下の写真は新館の「光庭」にて。地下1階から地下8階がすべて書庫になっており、その中央に、外光を取り入れるために設けられた空間で、国会図書館内で唯一写真撮影が許可されている場所です。階段で登っていくことができます。写真は地下8階から上を見上げた形です。

【生徒感想】
・まずは図書の蔵書数が凄まじいと思いました。所蔵可能な数を増やすにあたり、地上に留まらず、本の状態や地震の影響も考慮した上で地下8階まで建設していることに驚きました。また色々な人が使いやすいように設備を整えているのもすごいと思いました。さすが日本中の本がある図書館だなと感じました。古新聞貴重な経験でした…。
・書庫では資料の管理が徹底されており、昔の本もなるべく綺麗な状態で保存してあるのがすごいなと感じました。明治時代の新聞を見せていただいたのはすごく貴重な経験……! 18歳になったら登録しに行こうと思います。
・国立国会図書館では利用者の触れられる位置に本を置かない工夫があってそれによって新聞や漫画などといった、保存の難しいものを所蔵できるのだと知った。ずっと前の新聞などを見ることや、良い状態を保っておく為の工夫など、なかなか知ることのできないことを知ることができて良かった。

○おまけ○
 国会図書館の見学前に時間に余裕ができたので、急遽近くの「衆議院憲政記念館」を見学しました。写真は本会議場の3/4スケールで作られた「議場体験コーナー」にて。係の方の解説を聞いたあと、内閣総理大臣役(!)をしたり、壇上を歩かせていただいたりして、貴重な経験になりました。解説の中で、議席の一部には本物も使われているとのお話があり、たまたまその席に座っていた生徒には、良い意味で緊張感が走りました。

社会作りに参画する意識を高めるよい機会になったのではないでしょうか。
ひょっとして〇〇年後、こんな姿が見られるかも?
テレビの中で見る光景を実体験。




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