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【Tachibana Life♯50】医療従事者のタマゴ×県教育委員会×福島県立医大

 橘高校が令和4年度から「普通科 特色あるコース制」のうち、「教育」「保健・医療」の2つのコースの導入校となっていることは折に触れて紹介しているところです。
 【♯48】では教育コースの取り組みを紹介しましたが、今回は「保健・医療」コースの取り組みの様子を紹介します。

 医療方面の進路を希望する生徒たちが、「ふくしまの未来を医療で担う夢応援事業」として県教育委員会が主催する「メディカルセミナー」に参加してきました。(看護は7/6、医学・保健医療は7/13に実施)。
 本校からは、3分野に合計で23名が参加しました。会場となった福島県立医科大学のキャンパスの様子を間近で見るのはもちろんのこと、現場ではたらく皆さんの体験談(現職の言語聴覚士、県立医大卒業の看護師)や現役医大生との座談会、震災時の対応や先進医療に関する特別講義など、充実した内容となりました。
 参加した生徒の感想からは、改めて医療の現場に対する関心と意欲の高まりが感じられました。

県立医大卒業生(看護師)との懇談
震災時の体験を振り返る特別講義
災害が多発する昨今、医療人ならずとも心に留めておきたいですね

■参加生徒の振り返り(抜粋)

・現場で働いている人の声を生で聞けるというのは、動画で見るよりも説得力があってすごく気持ちが伝わるし理解もしやすかったです。
・実際に震災時に看護師として働き続けた人にしか分からないような辛い経験や、葛藤、現場での状況などを聞く貴重な機会になりました。また、実際に医大で看護師として働いている方からのお話では、最近よく聞く「チーム医療」の中で看護師がどのような存在であり、どんなことを心がけるべきなのかについても深く知ることが出来たので参加して良かったと思います。
・これからの勉強のモチベーションを高く保つのに繋げていきたい。また、今の日本や福島の医療の現状についての知識をさらに増やしていこうと思った。医療についての視野を広く持つのに活かしていきたい。
・職業内容を詳しく知ることができて良い機会となった。言語聴覚士を始め、他の保健医療職も幅広い患者さんと向き合っていることを実感できた。福島の医療体制を写真やグラフなどでも知ることができ、良い気づきとなった。また、講座後にオープンキャンパスに行くことで講座の内容を踏まえながら見学ができ、理解が深まったので、よかった。進路のことをより一層明確に考えるきっかけとなり良かった。チーム医療を実感する良い機会となった。
・今回気づきが多くあったので、他の職業も積極的に詳しく知って行きたい。自分の興味、関心としっかり向き合い進路決定に繋げていきたい。